ザグレブの駅で、ユーロレイルパスを利用してチューリッヒへ向かう夜行列車に乗り込みました。このパスはヨーロッパの電車が乗り放題になる便利なもので、座席のみの追加料金です。

乗車する列車は駅の掲示板に表示されています。ここでホームを確認しましょう。

今回は座席ではなくベッドを選択し、ベッド料金は42ユーロでした。これまでの席料金に比べてだいぶ高めでしたが、距離も長いので課金です。

私が確保したのは3段ベッドの一番上。高い位置にあるため、ちょっとしたドキドキ感がありました。実際の高さは思った以上に高く、座ることができないのが難点です。どうしようかと考えていると、1段目の人が「ここに座っていいよ」と声をかけてくれました。彼の優しさに感謝しながら、しばらくそのベッドで待機することに。

ベッドにはパンとおしぼりが用意されていました。ベッド脇に網もあるのでメガネ等も入れることが可能です。

ほとんどの夜行列車のベッドは一番上にスペースがあります。ここに自分の荷物を置くことができます。これは3段目の人の特権です。セキュリティ的には3段目がお勧めです。一番楽なのは1段目です。

車内

廊下は狭く、すれ違う時は体を避けなければなりません。

お手洗いは綺麗でした。ただ、夜行列車あるあるで、時間が経つほど汚くなります。トイレや歯磨き等は早めに済ませるのがいいと思います。

食事と交流のひととき

隣のベッドにいた人と自然と会話が始まりました。私以外みんなドイツ語が話せましたが、途中英語で説明してくれたりして優しさを感じました。お互いのビスケットを交換しました。こうした小さな交流が、旅の楽しさを倍増させてくれるものですね。

朝のカフェオレ

夜が明けると、車掌が回ってきてカフェオレを提供してくれました。朝の光が差し込む中での一杯は格別でしたが、天井が低いため、飲むのも一苦労。背をかがめながら慎重に飲みましたが、その一手間がまた旅の思い出になります。

コーラ2Lの挑戦

持ち込んだコーラ2Lのペットボトルも、扱いが大変でした。狭い車内で大きなボトルを扱うのは一苦労で、飲むためにはかなりの工夫が必要です。ベッドの上で飲むときは、周囲に気を使いながら、少しずつ口に運ぶしかありませんでした。これからは、持ち込む飲料のサイズはもう少し考えようと思います。

無事にチューリッヒに到着

朝の車窓からは、美しいスイスの風景が広がっていました。緑の山々、湖、可愛らしい村々が次々と現れ、まるで絵画の中にいるような感覚。無事にチューリッヒに到着し、列車を降りると、心の中には旅の思い出がいっぱい詰まっていました。

役に立つ情報まとめ

  1. ユーロレイルパスの利用: ヨーロッパの電車が乗り放題の便利なパス。座席のみの追加料金で快適な旅が楽しめる。
  2. 寝台車の選び方: 3段ベッドの一番上は高いため、事前に選択肢を確認し、自分の快適さを優先することをおすすめします。個人的には1段目がおすすめ。
  3. 食事: パンとおしぼりが提供されることがあります。軽食の持参を忘れずに。お菓子の交換は旅の楽しみのひとつです。
  4. 飲み物の持ち込み: 2Lのペットボトルは狭い車内では扱いが難しいので、小さなボトルを持参するのが良いでしょう。
  5. 交流の楽しみ: 旅先で出会った人との交流が、新しい発見や思い出を生むことがあるので、ぜひ積極的に声をかけてみてください。

夜行列車での旅は、さまざまな経験や出会いが詰まった貴重な時間でした。

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